日本ロマンチック街道で草津へ
今日、天気予報では終日の雨だった。ところが7時の時点で雨がやんだ。9時になるとカラッとした晴れ間に。
予報ではまだ雨が降るらしいけど、途中で戻ることも覚悟で、9:30に出発することに。
先週の都内・梅ノ木峠が、初めての400m以上の登りだったのに、
この日は一気に標高差1500mにチャレンジ。
ちょっと無謀かも。まぁとりあえず行ける所まで・・・。
●奥の道はR144からバラギ高原に向かうグランフォンド軽井沢の登りコース
嬬恋の里から一気に下り、JR大前駅を過ぎ、万座鹿沢口駅へ。
本日のコース中、海抜の一番低い所にある吾妻川を渡り、草津温泉へのルートを取る。
●吾妻川が穏やかに流れる万座鹿沢口駅前
●草津温泉への分岐、ここから登り
ここから延々の登りが続く。リアの28Tは、白根山まで残しておこうと頑張った。
吾妻渓谷の対岸の浅間山方面がきれいに見渡せる。草津までのR292は、別名日本ロマンチック街道。
紅葉見物なのか、車が結構多い。
●草津高原から浅間高原方面のパノラマ
草津国際スキー場を過ぎて
草津国際スキー場のレストハウスを過ぎ、白根山に登り始めると、次第に紅葉が目につくようになった。
標高1500mからは、広葉樹林が無くなり灌木と草原が広がる、漠々とした風景に。
ところがこのあたりから雲が広がり始め、ポツポツと雨つぶが落ち始めた。
そこで中腹あたりの殺生河原にある、ロープウェイの山麓駅で様子見することに。
このロープウェイは、スキーに来たときに良く乗った。
冬とは景色がまるっきり違うので、滑ったときの記憶を辿っても、どういう風景だったか全然思い出せない。
ただ目の前の青葉ゲレンデを滑った記憶はあるような気がする。
●殺生河原のロープウェイ山麓駅
しばらくするとまた晴れてきたので、出発することに。
近くの道端には硫化水素発生中につき停車厳禁の看板が。かまわず停車して、息を止めて写真撮影。
すごい硫黄臭! そして、ここから白根山頂を目指す。
●硫化水素発生中につき危険、らしいです
いよいよ白根山頂が近付く
白根山の頂上が近付いてくると、青空になってきた。ただ風は強く、気温も低い。10度は切っているかも。
風景も岩肌が目立つようになってきた。
●緑と赤の見事なコントラスト
●つづら折りの向こうに見えるのは草津の町並み
そしてようやく山頂に。山頂は、車が駐車場に入りきらずに大渋滞発生中。
山頂に着いた時点で、13:30。出発から約4時間。出発が当初の予定より遅れたので、日没時間との競争。
ここから万座温泉まで下るかどうか迷う。
●ようやく白根山頂に
また驚くことに、嬬恋から白根山頂まで約50kmの間、自転車には一人も遭遇しなかった。
こんな絶好の紅葉シーズンなのに。たぶん天気予報が、終日雨だったからか。
万座温泉を折り返し
最初の予定通りに、やっぱり万座に降りることにした。
一旦降りると、また山頂まで登らないと嬬恋方面には帰れない。ところが想像したよりも下りが急坂。
これをまた登るのかと思うと、少し憂鬱な気分に。日没までに帰れるか???
●左に降りると万座、真っすぐは志賀高原
万座プリンスホテルの前まで行って、少々休憩しただけですぐにまた登り始める。
あと2時間、早く出発できてたら、温泉に入れたのに…。
それにしても、万座から白根山にかけての紅葉は素晴らしかった。
それを横目に見ながら、リア28Tでただただぺダリング。抜いていく車から「頑張って!」と声を掛けられる。
ちょっと気分が軽くなったかな。
●白根山を見上げる、赤、黄、橙、絶景紅葉
再びR292を一気下り
草津温泉を出ると、次第に寒くなってきた。R292を、長野原草津口駅方面に降りる。吾
妻川に沿うR145から、北軽井沢方面に曲がる。羽根尾の交差点では、薄暗くなってきた。ヤバイ!
●吾妻川の支流、白砂川の渓谷を見下ろす
ここからは勝手知ったる道だと思ってたけど、車と違って自転車だと、思った以上に時間を要した。
そして山の中に入った頃には、真っ暗に。
LEDの小さなライトでは、路側の白線を照らすのがやっと。トロトロ歩くような速度で走る。
このあたりでは熊の目撃情報もあるので熊が出てこないことを祈りながら、コワゴワ走行。
北軽井沢の交差点に辿り着いたのは、18時少し前だった。
無事に帰ってこれて、ホント良かった。
走行距離107km、獲得標高2530m、所要時間8時間半、草津で遊んだのと雨宿りを除いて、実質約7時間。
後半の下りの方が時間がかかるという、バテバテぶり。でも満足な一日だった。
10月10日のルート
嬬恋〜白根山〜万座温泉〜草津温泉 ←クリックすると別ウインドウで地図と走行データを表示
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