武蔵五日市まで、ラクして輪行

前から行きたいと思ってた奥多摩周遊道路。檜原村から奥多摩町に抜けるこの道。晴れたたら眺めいいだろうなぁ。
天気予報では快晴。道路が凍結する前の、最後のチャンスかも・・・と出掛けることに。
自宅から自走だと、往復130km、1100mの標高差もあるし、写真撮りながらだと時間がきついなぁと、輪行することに。
乗車駅は自宅近くのJR南武線西府駅。去年新設された駅。
地元民でも場所がよく分からないような寂しいところにあるため、ついつい隣りの府中本町駅を利用してしまう。


●朝の西府駅はひとっこひとりいない

乗降客はほとんどいない。空いてそう、ラッキーと思ったけど、乗ったら高校生やらで混雑。
立川まで輪行袋を置けないほど。肩身狭い思いでガマン。
立川駅では、ワタシの定番、長田本庄軒の駅そば並を一杯、280円。
この店、丸亀製麺系列のチェーン店だけど、けっこうおいしい。行列をよく目にする。
駅そばとしては自分的に最高ランク。麺は普通のそばと違い、たぶん焼きそば用の玉子麺を使ってそう。
これがそばつゆと天かすに合う。


●駅改札内青梅線の1番ホーム階段脇にあり

立川駅からは、五日市線に乗り換え。さすがこれはガラガラに空いてた。隠れるように車内もワンショット。


●懐かしの201系から最新型のE233系に替ってる

西府駅から武蔵五日市駅まで約1時間。う〜ん、自転車で来るのとたいして変わらない。
でもその分体力温存できるから、とナットク。


武蔵五日市駅に、立川からはずっと単線

情報によると、檜原村から奥多摩湖に降りるまでコンビニが無いとのことだったので、
駅のNEWDAYでおにぎり2個食べて、さらに2個をウエストバッグに。


●この時点では天気予報通りの快晴だった

都民の森まで1000mの登り

檜原街道をしばらく走り、あきる野市から檜原村に入った頃、空が曇ってきた。週末の遠出はどうも天気に恵まれない。


●秋川の渓谷、檜原村に入ったあたりだったか

檜原街道は、秋川を右に左に縫うように走る。檜原村役場を過ぎると、秋川は南秋川と北秋川に分かれる。
南秋川に沿って道を登る。


数馬温泉の手前だったと思う、細くなった南秋川の流れ

数馬温泉の少し上流、蛇の湯温泉のとある駐車場に、村の観光案内看板があった。
これが実によくできている。幅4mほどもある中に、水墨画風の山々と観光説明の文字がびっしり。
看板制作者の熱意が伝わってくる。
残念なのは高いところに設置されているので、メガネ掛けて視力1.0のワタシにはほとんど読めない。
たぶん誰も読まないだろう。
制作者の熱意が、ハズれてしまったのはちょっと悲しいかも。でも個人的にはスキ。


●視力検査してるみたい、自信ある人、どうぞ

その看板の向かいに、合掌造りの“たから荘”という温泉旅館があった。
ここ数馬の里特有の“兜造り”と呼ばれる合掌造りだそうだ。道路から建物入口に至るアプローチも、
手入れが行き届いて感じがいい。
先ほどの看板も、この旅館のものらしい。後で調べたら、審査が厳しいことで知られる
“日本秘湯を守る会”の会員でもあるみたい。手作り感あふれる雰囲気と相まって、
旅館のこだわりを想像させ、先々ぜひ泊ってみたいと思わせる。


●茅葺き?が見事、合掌造りが東京にあるなんて

檜原街道を進み、奥多摩周遊道路に入った。以前、有料自動車道だったころの名残の料金ゲートがまだある。
ここから道は、幾分広くさらに走りやすくなった。勾配も緩やか。


●錆びた料金ゲートを過ぎて・・・緩やかなつづら折りを登っていく

道は走りやすくなったけど、山の上が少しガスってきて寒い。武蔵五日市駅と比べて10度ほど低いのでは。
写真撮るにも日蔭の曇った山というのは面白くない。


●道端の背丈ほどのツゲの紅葉がアクセントに、山の上はガスってる

ようやく都民の森に到着。今日初めて着た冬用ジャージのおかげで風は大丈夫だった。ただ汗っかきなので、
中が濡れてしまった。ここで休憩した30-40分の間に、外気の寒さで汗が冷えて、歯がかみ合わない。
暖かい食べ物を売ってる売店があるなんて知らなかったから、
下で買ってきた冷たいおにぎりと自販機のホット生茶でガマン。
歯がガクガク。隣りの親子連れが食べてる、焼き饅頭のみそが焦げた香ばしい匂いが・・・何とも。


●奥には自転車は入れない、駐車場は満杯で観光客は多かった、ローディも20人ほど

風張峠を過ぎ、奥多摩湖へ下る

都民の森から風張峠まであと少しの登り。体がぶるぶる震えるのに耐えながら。いやぁこういうのは初めて。
早く汗を乾かしたいので、胸のジッパーを半分開けて風を入れ、寒いのを我慢して走る。


●南側の山々、都民の森の手前にあった橋が小さく見える


●浅間尾根駐車場から南東方向、晴れると横浜ランドマークタワーが見えるそう

たぶん風張峠の手前あたりで、気温表示板に“3℃”の文字が。
これって日蔭の濡れた路面は危険じゃないって感じ、下りのスピード控えめに。


●気温3度しかないんだ、どうりで寒いはず

途中、北側の風景が開けたあたりで雲が少なくなり、晴れるかなと思わせた。
でも西の方から黒い大きな雲が山に沿って迫ってくるのが見えた。もしかしたら天気やばいかも。
風張峠はどこかなぁと標識を気にしてたけど、気付かないうちに通り過ぎてしまったみたい。
写真も撮れなかったけど、寒いから戻る気なし。


●北側の空に晴れ間が、と思ったら西から雲が急接近


●眼下に奥多摩湖が小さく見える

車も少ないし、下りは快適。汗も引いて、走りやすくなった。空は晴れたり曇ったりで、はっきりしない。
一瞬太陽が差したところで道端の紅葉をパシャ。


●箱庭のような色とりどりの紅葉

奥多摩湖まで下りてきた。モダンな三頭橋とレトロな深山橋を渡って、青梅街道に。
深山橋はベージュとグリーンの配色がきれい。照明が点いた夕刻は写真映えするかも。


●レトロな色の深山橋、この突きあたり、右が奥多摩駅、左は山梨方面


●(左)深山橋の欄干の透かし模様、カタクリの花ですかね、(右)深山橋と三頭橋、両方とも渡ってきた

まだ3時なのに暗く、奥多摩駅から輪行

青梅街道を奥多摩湖に沿って東に走る。完全に曇って日差しはゼロ。この辺りはトンネルが多くて走りにくい。
路側も狭いし急カーブも多い。念のためにライトは点滅させっぱなし。
前後に大きめのライトを付けているのは、こういう時の安心のため。カッコよさより、目立ってナンボだから。
追い抜いてくロードバイクがライトも点けずに暗いトンネルに入ってく。怖くないかなぁ。


●つねに右側に奥多摩湖を見ながら


●麦山ドラム缶橋、徒歩専用の浮橋です

しばらく走ってると左手の崖面に、ピンク色の花がびっしりと咲いているのが目に入った。
20-30mの幅だけ、ポッと春が来たような色合い。ほふく性でカーペットのように広がっている。
調べたところヒメツルソバという植物らしい。ネット図鑑では花期は5-10月とあったけど。


●崩落防止柵に咲いたピンクの絨毯、たぶんヒメツルソバの花


●まだまだ奥多摩湖に沿って道は続く

空模様はますます雲が厚くなって、暗く感じるようになってきた。
奥多摩駅の交差点近くのコンビニに着いたのが、2時45分。このまま走ると自宅に着く頃は真っ暗。
ということで、奥多摩駅から輪行することに。後からも続々とロードやクロスバイクが駅に駆け込んできた。


●まだ3時過ぎだと言うのに奥多摩駅は暗い

結局、今日は往復とも輪行。60kmも走ってないのに、ずいぶん時間がかかった。写真の撮り過ぎ。今日は400ショット。
でもいい写真少ない。天気悪かったしね。
来週からはもっと寒くなるだろうから、1000m以上の峠は難しいかな。
3時26分発のホリデー快速おくたま号で立川まで。真っ暗の中を自宅へ。


ホリデー快速おくたま号は、休日に3便だけの東京行き

11月27日のルート

武蔵五日市〜奥多摩周遊道路〜奥多摩 ←クリックすると別ウインドウで地図と走行データを表示

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