スギの伐採中で、通れないの?
と、頭上では、ウィ〜ンと大きな音を立てて、何本ものケーブルが揺れている。
ここにいると危ないかなぁと思いつつ、様子見。
突然、目の前で、スギの木が谷を渡って、右手から左手に。
ほぅ、これが“架線集材”ってことなのね。
谷の向こうの急斜面では、伐採したスギ材を架線にくくりつける作業中。危なそう。
こっちの斜面では、運ばれてきたスギ材をチェーンソーと重機で製材作業。
林道を進むと、材木と重機が道をふさいでいて通れそうもない。
峠はアキラメか、と作業を見守ってると、重機の運転手がこっちに気付き、手招き。
わざわざ作業を中断、通してくれた。アリガトサン。
チェーンソー作業中、ワタシも薪作り用に持ってるのでしばし観察。
すご〜く慣れた手さばき。でも防護メガネ無しって、なんて大胆な。
チェーンソーのエンジン音が、谷じゅうに響き渡ってた。
すぐ近くには架線操作の運転台が。崖際に組んだ櫓の上。コワ〜。
製材のための切り出しかと思いきや、花粉対策だって。
スギにも、花粉が多いのと少ないのがあるって聞いた覚えがある。
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