あんこ菓子が多い、伊勢地方

そのあと近所のドコモショップスマートフォンを預け、充電を依頼。2-3時間後に来てほしいとのこと。
最初に訪れた美味しいもんは、甘味のお店。実家と伊勢市街の中間にある、へんば屋。
ここは、へんば餅で地元では有名。R23沿いの大型支店には観光バスもよく停まってる。
ワタシが訪れたのは、本店。


●旧参宮街道沿いにある、へんば屋本店

昔ながらの店舗の中で、こしあんが入ったへんば餅をいただく。へんば餅は、甘すぎず、とっても素朴な味。
1個70円。日持ちがしないので地元でしか買うことができず、東京への土産に使うことも少ない。
実はこのへんば餅、ワタシが伊勢で一番好きな甘いもの。帰省すると必ず一回は食べてると思う。
時間がたって硬くなったのを焼くのもまた美味しい。


●伊勢地方では有名なへんば餅

ついでに、さわ餅もいただいた。さわ餅って、たぶん伊勢地方だけの餅菓子。昔は家庭で作っていた。
松阪市志摩市にも有名店があるみたい。この店のさわ餅は、一般的な形状と異なる。
普通は真ん中から縦に二つに割った形状だ。それがここでは、割れ目はあるけどくっついてる。
白とよもぎを味わった。1個120円なり。


●地元の家庭の味、さわ餅


●へんば屋店内では、上り口でお餅をいただける

へんば屋をあとにする。田んぼの中の旧参宮街道を通り、宮川を渡って伊勢市街に入る。橋の上はすんごく寒い。
東京より南なのに、東京よりかなり寒い。風のせいかも。


●宮川を渡ると伊勢市街に

参宮街道沿いは、昔ながらの民家が多いところ。
伊勢地方特有の建築様式は、切妻・妻入り、入母屋・妻入りというもの。妻側が通りに面している。
こういう町並みって、伊勢地方でしか見られないと聞いたことがある。


●(左)切妻・妻入り、入母屋・妻入りの建築様式、(右)昔賑わった銀座新道も今は半分がシャッター

次のお店は、はじめ屋という“ぱんじゅう”の店。
実はホントの目当てはこの店じゃなく、昔よく食した“ぱんじゅう”を懐かしむため。
10年前まで伊勢に存在した、総本家七越という店で、七越ぱんじゅうをよくいただいた。
今はもう無くなった味を、思い出すため、と言えるかな。店主と、七越ぱんじゅうの話をしながら小一時間を過ごした。


●銀座新道の入口にあるはじめ屋、お隣はういろで有名な虎屋


●はじめ屋のぱんじゅうをイートイン

ちなみにお隣の虎屋ういろも、伊勢や松阪では有名。ワタシが帰省土産で買うことが多い品でもある。
最近は、東京のデパートの物産展でもよく売っているので、今回はパス。