内宮の脇から剣峠への山道に

伊勢神宮は、平成25年の式年遷宮に向け、五十鈴川を渡る宇治橋が建て替えられたばかり。
昨年は史上最高の参拝客だったらしい。宇治橋の前でお参りした気分になり、ここから山道に向かう。
宇治橋からわずか100mほど、誰も気づかないようなところに、志摩半島の峠を越える山道への入口がある。


●内宮前の駐車場脇に山道への登り口

20年くらい前に一度車で通ったことがある道。そのとき、細くて怖い道だと感じたことを記憶している。
バイクで走っていて、それを思い出した。その理由は・・・ガードレールが一切ない!
東京近郊では、どんな山道でもガードレールあるからね。


●ガードレール無し! 危ないけど趣があってこれもいい

下りの坂道でガードレールが無いと、結構怖いものです。ちょっとスピード出せません。
でもガードレールが無いと景観はいい。登ってきた道がきれいに見える風景は、なかなかのもの。


●ガードレールが無いと、つづら折りの坂道が美しく見える

内宮から一時間少々で峠に辿り着いた。切り通しを抜けると、眩しく明るい風景が。
峠の石碑の周りが少し広くなっており、風景を眺めながらしばらく休憩。


●(左)峠の切り通し、(右)峠からの山並みは逆光で写真撮りにくかった


●ほとんど車も通らない峠ながら、立派な石碑

ここからは一気の下り。熊野灘に面した五ヶ所湾めざして気分よく走った。天気がよく、風も冷たく感じない。
この峠道、志摩半島の南北を結ぶ最短経路なのに、ほとんど通る人がいない。地元なのに知らない人も。