東京駅から日暮里駅手前

スタートは東京駅。この時点でほぼ10時。地図と目視で確認しながら神田方面に北上した。
今日の目標は、山手線29駅のうち半分以上、
できれば新宿駅くらいまでを回りたい。どこまで行けるやら。


●東京駅丸の内駅舎は復元改修中、今年末に完成予定


御徒町駅に沿うアメ横を進む

上野駅までは高架が続くので跨線橋は無い。最初の跨線橋は、上野駅の上をまたぐ歩行者専用の「パンダ橋」。
大災害時に上野公園に避難しやすいようにと建設された橋である。
駅舎上のため線路の見通しは良くない。
次は、上野駅のすぐ北に位置する「両大師橋」。線路東側からは登り口が非常に分かりにくいが、
線路西側の上野公園から昭和通りに出る近道となっている。


上野駅広小路口


●(左)上野公園側から見た両大師橋、(右)橋から北側を望む、右は国立科学博物館

鶯谷駅南口から伸びているのは「新坂橋」。隣接する両大師橋よりも鮮やかなグリーンに塗られている。
山手線内側の台地から外側の根岸方面に向けて、橋自体も下り坂になっている。


●山手線駅では珍しい瓦葺の鶯谷駅南口駅舎


●新坂橋から北側を望む

鶯谷から北に進むと「寛永寺橋」が見えてくる。台地側にある寛永寺の名に由来している。
バス通りでもあり、比較的交通量が多い。上野からこの辺りにかけては、線路西側が台地となっているため、
東側に向けて坂や階段を下りる構造になっている。


●(左)東側から見た寛永寺橋、(右)橋から南側を望む

寛永寺橋を西に渡り谷中霊園に入る。徳
川家代々の霊廟の脇を通り、霊園東の端から根岸に下りる坂が御隠殿(ごいんでん)坂で、
その脇から線路をまたぐのが「御隠殿坂橋」。
墓地の中から直接伸びる橋ということもあり、周囲は緑に囲まれ、特に桜の木が多い。
春には咲き乱れているのでは。山手線の跨線橋としては最も趣のある橋のひとつだと思う。


●御隠殿坂橋の谷中霊園


●御隠殿坂橋から日暮里方面を望む

「芋坂橋」は、探すのも困難な、細い道を進んだ先にある。
しばらく写真を撮っていたが、通る人はほとんどいない。
近所の人以外は橋の存在を知る人も少ないのではないだろうか。
青く塗られた欄干が印象的。


●(左)写真撮影中に唯一親子連れが通りかかった、(右)遠方に工事中のスカイツリーが見える