奥多摩の新緑と日原渓谷をめざして

まるまる一週間、自転車に乗らなかった。TREKもLOOKも。こんなの久しぶり。
ツール・ド・草津で、ちと疲れたってのもあり。水曜日まで筋肉痛が抜けなかった。50代、しょうがない。


いつの間にか近所の桜も散り、そういえば新緑の写真、まだ撮ってないぞっ・・・
奥多摩の山に行ってみよう。ついでに前から行きたかった、日原の鍾乳洞にも。
で、今日は飛ばした。たぶんこれまでのサイクリングで一番。



青梅線古里駅の近くの、この渓谷の風景に出合うまで。信号以外、ノンストップ。
今年はじめての新緑写真。とりあえずワンカットいただき。



もう少し進むと、見つけたよ、色とりどりの美しい山肌。ここは白丸ダムの展望台なのだ。
淡い緑と濃い緑のコントラスト、ピンクとか赤、黄が混ざって、まっこときれい。


自宅近くにこういう山があったら、毎日見てるだけで幸せかも。
あと2週間もすると、あたりは緑一色に染まるはず。ほんの2-3週間の色彩シアター。



ちょっと寄ってみた。桜のピンクがアクセント。日々異なる、色合いの変化が楽しめそう。


新緑の山肌の、繊細な美しさ。樹種の多い日本の森でしか見られない風景じゃないかな。
着物とか料理とか、美術品とか、日本の美意識の原点のような気がする。


ここに着いてから20分近く、太陽が雲から出るのを待った甲斐があった。
今日のサイクリングは、これだけで満足な感じ。でももう少し走らないと。



眼下には白丸ダムの堰堤が見える。



白丸ダムから日原街道の入口までは、ほんの4-5km。奥多摩駅のちょっと先。



さらに青梅街道の100m先には、奥多摩むかしみちの入口がある。
案内看板は木彫り風で、手の込んだ作り。


奥多摩むかしみちは、奥多摩湖まで続く、旧青梅街道を整備したハイキング道路。
石段あり、吊り橋あり、とか。廃線になった小河内ダムの工事用軌道も見れるらしい。
でも自転車じゃ走れないのでザンネン。



ここで腹がすいたので、近くにある東京都最西端のコンビニで昼食。
自宅を出たのが10時半と遅かったので、もう1時過ぎ。
日原鍾乳洞まで、あと一時間ほどか。