玉川上水から野火止用水へ

お昼ころに仕事が一段落。夕方まで天気が持ちそうなので、近場のポタに行くことにした。
近場のルートは、いろいろと考えてあるので…。今日は、野火止用水に沿って、埼玉県新座市の平林寺に行くことに。
30年前、京都で学生だった頃、高校の同級生が新座に住んでいたので、車で遊びに来たことがある。
そのときに野火止用水や平林寺のあたりを通ったのを記憶している。
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野火止用水は、玉川上水から分水されたもの。昭和30年代に汚染がひどくなったらしい。
一時は暗渠化されたりしたが、地域の清流を取り戻す運動により、いまは一部が保全され通水されている。


野火止用水に向かう途中、玉川上水の橋を渡った、上水沿いには遊歩道が整備されていた、小川橋交差点付近で

玉川上水を渡って、しばらく走ると東大和駅前に。この駅の近くから野火止用水が流れ出ているはず。
本来は玉川上水から分水されたものだけど、今は玉川上水とはつながってないみたい。


西武拝島線東大和駅前の標識、この辺りではもともと流れていた用水は今は見られない


東大和駅の近くの住宅地、復原された用水が流れ出ている

用水に沿って、野火止緑地と呼ばれる、武蔵野の古くからの自然林っぽい木々が植わっている。
遊歩道には、地元の人のほか、野火止用水を探索してるらしき人がちらほら、見受けられた。


●用水に沿って遊歩道が整備されていた


●ズバリ「野火止橋」、北は東大和市、南は小平市

野火止用水や遊歩道、用水沿いの林は、実にきれい。ゴミが見られない。清掃が行き届いているように感じた。
またこの用水にはけっこう魚が多い。地元の復原活動のたまものかも。
場所により、小魚だったり、でっかいコイだったり。カメが多いのにもびっくり。
「魚やカメをとらないで」という看板が、何カ所にも立てられていた。


●用水脇に降りられるところも、小魚がいっぱい、水が澄んでいる


●用水脇の遊歩道は、ときにこういう雑木林の中を進む


●カメがひなたぼっこ、大きなコイもいっぱい泳いでる


●このあたりは明るい小川の趣き、小さな花が咲いていた、春の色

埼玉県新座市に入ってまもなく、用水は本流と平林寺堀に分岐していた。平林寺堀に沿って進むことに。
しばらく進むと、思いがけず関越自動車道を渡る橋に出た。脇を流れる用水も一緒に。


●本流と平林寺堀の分流地点、平林寺堀はお寺の敷地内に


関越自動車道を渡る橋の脇を、用水も一緒に

あとで考えると、関越道をまたぐ橋の脇に、どうやって用水を流すことができたんだろう。
橋の部分は高くなっていたから。戻って確認してくれば良かった。
地図で確認すると、本流の方も、関越道をまたぐ橋の脇を流れているらしい。ちょっと面白い。