海岸道路を稲取、そして伊東まで

天城峠から、一気に海岸まで下ってきた。風が気持ちいい、海辺。海岸近くの桜は、もう葉桜になっていた。


●河津浜海水浴場から今井浜や稲取方面を臨む

東伊豆の海岸道路は、R135。この道路、海岸を走ってるからと侮ってはいけない。上り下りがけっこう激しい。
自宅近くでよく走るオネカンより、全然キツイ。稲取までの十数キロがかなりの練習になった。


突堤から稲取漁港の風景、10年前に来た時と風景が違っていた

稲取は10年ほど前に、知人夫妻と4人で来たことがあった。そのとき釣りをしたところ。
小さな魚が一匹しか釣れなかったけど。その時の漁港の風景とはかなり異なっていた。


●10年前に釣りをした突堤の先で、向こうの突堤と白い灯台は、10年前は無かったと記憶

漁港から半島をぐるっと周り、灯台方面に。坂の途中に竜宮神社に登る入口が。その鳥居から海がきれい。
竜宮神社の崖の上には、まるで竜宮城のような…行ったことないけど…見事な松の木が数本。


●急坂の途中にある竜宮神社の鳥居、ここから階段で神社に


●坂道を登って神社の上に出ると、見事な松の木が

松の木の写真を撮ろうと自転車を止めると、突然スピーカーから演歌が流れ出した。
びっくり。センサーが反応したらしい。石碑を見ると、この岬を歌った演歌のよう。
ちなみに、星野哲郎作詞、船村徹作曲、唄鳥羽一郎、だそうだ。


●この岬は愛恋岬というらしい、鳥羽一郎の歌があるみたい

岬のさらに高台に、稲取灯台が立っている。昭和47年に初点灯した新しい灯台
明治時代にできた旧灯台は、漁港を挟んだ反対側の岬にあったらしい。いまは史跡となっている。


●岬の一番高いところに稲取灯台がある、まだ新しい灯台

稲取を後にし、旧稲取灯台の史跡に寄ろうと思ったが、通り過ぎてしまったようだ。
それよりも坂がきつい。伊東まで何とかたどり着きたい。なぜかって?
18きっぷはJRしか使えないので、伊東から先の伊豆急線は有料になるから。というケチな発想。


東伊豆町あたりのR135沿い、海に向かって祠が立っていた、海の安全を願ってか

R135で一番きついのは、伊豆高原に登る坂かな。海岸線という感覚だったので、もっと楽かと思っていた。
曲がり角の先でもう下るだろう、と思ってると、またゆるやかな登り。
この登りで今日の行程で唯一、他の自転車に抜かれた。ピストに乗った足の筋肉がスゴイ人。
近くに伊豆の競輪学校があるので、そこの生徒さんじゃないかと思う。
まったく追いつけず、あっという間に消え去ってしまった。


伊豆高原の山を越えたあたりだったか? 気持いい下り坂が続く

河津を発ったのが2時少し前。伊東駅に着いたのが5時半ころ。明るいうちに着けて良かった。
今日の輪行サイクリング、これまでで一番充実した内容だった。いろんなところ見れたし。


●やっと着いたよ、伊東駅、午後5時半、ちょっとうす暗くなっていた

春の18きっぷ期間中に、あと2-3回、伊豆を訪れる予定。
戸田峠、土肥峠、亀石峠、旧天城峠石廊崎灯台。そして東伊豆から西伊豆まで外周道路を制覇。
ぜんぶ行けるかどうか、週末のお天気次第かな。