チューブラーが、パンクトラブル

ひと通り園内を回って、帰途につくことに。その前に自転車談義をしつつ、各自のバイクを持たせてもらった。
S氏のバイクの軽いこと軽いこと。ネジ一本までカーボンに交換するなど、軽量化をきわめている。
現時点で6.2kgとのこと。小指で軽く持ち上げられる感じ。いったいいくら掛かってるのか?
本人は笑ってるけど、諭吉さん100人は軽く越えてること、確実かな。
ワタシのバイクはたぶん10kg以上あるはず。このハンデ、レースでは大きいだろうなぁ。


●6.2kgのANCHOR、黒と赤っていう色はワタシの好みでもある

帰り道もS氏の先導で。いきなり飛ばします。あとの4人はヒーハー言いながら付いてくのみ。
まさかこの後にトラブルが待っているとは、つゆ知らず。


入間川にかかる豊水橋で、ここから川越狭山自転車道が始まってる

入間川を渡って間もなく、S氏に追いつくと、バイクを降りタイヤを覗いてる。なんとパンク!
S氏のタイヤは軽量化を追求してチューブラー。充填したパンク補修剤が、小さな穴から白い泡を吹いている。
この補修剤は、3mmまでの穴なら、塞ぐことができるらしい。でも空気がうまく入らない。
穴の空いた部分を下にして、充填剤が固まるのを15分ほど待ち、再び入れてもやっぱりダメ。


●しばらく待って、空気を入れてみたけどやっぱりダメ

交換用のタイヤを持ってなかったため困惑顔のS氏。ところがラッキーなことにT氏もチューブラーだった。
そこでF氏のタイヤを借りることに。しかしここで別の問題が発生。
S氏はエアロリムのため、バルブに80mmのエクステンションを付けていた。T氏のバルブ長では空気が入れられない。
と、いろいろみんなで考えた挙句、3-4barに空気を入れたタイヤを、力づくでホイールにはめることに成功。
ゆっくりならタイヤが外れることはないだろうと、再出発することとなった。


●チューブラーを外すってのもけっこう大変なんだと感じた次第

ゆっくり走っていたものの、リムテープを貼ってないので、タイヤがよじれてるのが後ろから分かる。
そこでコンビニ休憩。タイヤを外して、前より多めの空気を入れ、再度4人がかりでホイールにはめた。


リムテープ貼ってないので、ツルンとホイールから外れて苦笑するS氏

でもまた10kmほど走ると、タイヤがよじれてくる。そこでさすがに、F氏が持ってたリムテープを貼ることに。
今度はさらに空気も入れて、5-6barはあったかな。これをホイールに力づくではめるのは大変だった。


●空気入れるのはこれで3回目、今回はリムテープも巻いて・・・

何とかこれで安全に走れるようになったみたい。ワタシは西国分寺辺りで皆さんとお別れ。
S氏も何とか都心の自宅まで帰れたようだ。よかったよかった。
・・・・・
チューブラーやチューブレスに興味はあったものの、知識も無く、周囲に付けてる人も無かった。
今回のトラブルで感じたのは、軽量化や乗り心地に貢献するチューブラーにも、難点があるってことかな。
たとえパンク補修材を充填しても、交換用タイヤを携行してないと安心はできない。
チューブラータイヤは結構かさばるので、スマートに乗るにはつらいところ。
交換作業の複雑さやメンテコストも、無視できないように感じる。
ワタシのバイクは、そこまでこだわらないので、とりあえずクリンチャーでいいやと思った次第。