円筒分水って、初めて知った

今日は久しぶりに、SNSの自転車コミュの皆さんとのポタの日。
川崎市南武線沿線と、相模原市の橋本の2ヵ所にある「円筒分水」という水道施設の見学に行く予定。
円筒分水って何のことかさっぱり分からず、とりあえず待ち合わせの登戸駅前に向かった。
・・・・・
今日も富士山がよく見える。是政橋のたもとには、カメラ小僧が数人、望遠レンズを構えていた。
富士山の手前に、南武線武蔵野貨物線の鉄橋が並んで見える。
たぶん武蔵野線の貨物列車が通るのを待ってるんじゃないかな。かなりレアな鉄道マニアなのでは。
JRの貨物線時刻表というものも、巷では売られているらしい。


多摩川・是政橋にはカメラ小僧が数人、富士山と貨物列車を狙ってるみたい

登戸駅は、初めて訪れた。東西に走るJR南武線と南北に走る小田急線が、交差している乗り換え駅。
思い出すのは、息子が大学生のとき、小田急登戸駅でバイトしてて、喧嘩の仲裁に入り、酔客に殴られたこと。
金曜日の終電に近い時間帯で、病院と警察のお世話に。帰宅したのは朝だった。
どこの私鉄も経費節減で、深夜や早朝は、ホームに学生バイト1名という状態らしい。そのとき初めて知りびっくり。
学生バイトといえども、駅員の制服を着れば、小田急の社員かどうか、乗客には区別はつかない。
社内規則で、乗客には手を触れてはいけないらしく、だから殴られる一方。
その代わり、小さな暴力でも、すべて警察に通報し、乗客はその場で逮捕となるらしい。
息子を殴った40代のサラリーマンは、殴った記憶も定かでないバカな酔っ払い。事なきを得て良かった。
・・・と、脱線してしまった。すいません。


小田急線、登戸駅で皆さんと待ち合わせ

登戸駅からは、早速、路地裏の細い道を進む。今回のポタを企画したNさんは下調べもばっちりで安心できる。
企画した人の趣味もあってか、誰も知らない裏道をくねくね。どこを走ってるのかサッパリ。
ワタシは遅れないようについてくだけです。


●未舗装道路や、階段や、こんな川を渡ったり、こりゃトレイルみたい

辿り着いたのは、“二ヶ領用水久地円筒分水”という施設。
円筒分水というのは、農業用水などを一定の割合で正確に分配するために用いられる利水施設のことらしい。
ちょっと専門的に説明すると・・・
サイフォンの原理などを利用して円筒中心部に水を導き、その水が円筒外縁部を越流する仕組みを作る。
その際に、外縁部の仕切りで、水を正確に分配して、地域ごとに喧嘩しないように工夫したらしい。
ちょっと近代史を勉強した気分。


●知恵を絞って作った、二ヶ領用水久地円筒分水


●この円筒分水は、昭和16年、戦時中に完成したらしい