太平洋に突き出た長崎鼻の照射灯

飯岡灯台のあとは、R126を通って銚子をめざした。
途中から海沿いを走る県道286、別名“銚子ドーバーライン”という道に出る。
この道、2003年まで有料道路だったところ。
近くに東洋のドーバーとも呼ばれる、屏風ヶ浦という絶壁の海岸線があることから、名付けられたみたい。


●なんとなくドーバーっぽい雰囲気がする・・・(行ったことないけど)

銚子名物の犬吠埼灯台に行く前に、長崎鼻という岬に立ち寄ることに。太平洋に突き出た鼻のような岬。
ここには「長崎鼻一ノ島照射灯」という灯台に似た施設がある。

●照射灯のある場所は整備されていない岩場の先

朽ちた廃船が置かれた、道とも言えない道を進むと、高さ20m近くはありそうな立派な照射灯。
磯釣りを楽しむ人がちらほら。もちろん観光客なんかいません。


●この照射灯も白いタイル張り

照射灯というのは、岩礁や堤防の先端など、航行の目印になる場所を照らす施設のこと。
灯台が自らの光で航路を誘導するのと、少し役目が異なっている。


●何もない岬の突端に立つシンプルな照射灯はかっこいい

それにしても雲ひとつない快晴。飯岡灯台と同じような白いタイルの照射灯が、
空に突き刺さっているようにも見えた。あの四角い窓から岩礁を照らしているんだろう。
そしてふと気付くと・・・北の方角に犬吠埼灯台が見えるじゃあ〜りませんかっ。ここから直線距離で約2km。
もっと近いようにも見える。


●しばらく気付かなかった、これから行く予定の犬吠埼灯台

もう午後3時。あと1時間半で暗くなるので、そろそろ犬吠埼灯台に向かうことにしよう。
結局、今日も急ぎ足になってしまった。


●荒波が打ち寄せる岬の突端、大きな岩場に釣り客が