野川に沿って、自転車散歩

人込みの日立庭園では、思ったほど写真が撮れず残念なまま、野川の下流散策に向かった。
野川沿いの遊歩道を進み、途中はけの道に立ち寄った。「はけ」というのは崖線のこと。多摩川に向かって、
北から武蔵野台地、立川段丘、多摩川低地と低くなっているらしい。
大昔、多摩川が削り取った跡とのこと。
ここ国分寺や小金井辺りは、武蔵野台地と立川段丘の境にある国分寺崖線が走っている。そのところどころに
湧水が存在し、湧水沿いにお鷹の道やはけの道が形成されたのかも知れない。
はけの道の近くには、大岡昇平の小説「武蔵野夫人」の舞台となった緑地が保存されている。
小さな泉には、おそらく大岡が見たのと同じ湧水が、木陰に小さな波紋を描いていた。


●「武蔵野夫人」の舞台に湧き出る泉


●はけの道から、はけの小路へ

さらに野川沿いを進むと、小金井公園を通り、野川公園に出る。ここは元国際基督教大学のゴルフ場だったところ。
ただただ芝生が広い。ここの夏の魅力のひとつは、売店で生ビールを売ってるってこと。
暑い日は、生ビール飲んで木陰の芝生に寝転ぶって気持ちいいい。ただ飲酒運転には気をつけて・・・。


●湧水はやがて野川公園に流れ込む

野川公園は、秋よりも、春の桜と初夏の新緑が一番きれいな気がする。
野川公園を後にしばらく走ってから、野川と別れ、調布飛行場の脇から飛行場を見渡せる丘で一休み。
甲州街道を通って帰宅した次第。